SWOT分析を考える
こんにちは、中小企業診断士の布能です。
経営状況を分析する際に、最初につかわれる分析手段に「SWOT分析」があります。
プラス要因 | マイナス要因 | |
外部環境 | 機会
(Opportunities) |
脅威
(Threats) |
内部環境 | 強み
(Strengths) |
弱み
(Weaknesses) |
要素 | 例 |
機会 | 業界の成長、商圏人口の増加など |
脅威 | 業界の低迷、商圏人口の減少、同業との競争の激化など |
強み | 経営者や従業員の知識・ノウハウ、特定分野で高い技術力、特殊な仕入先や取引先とのネットワークなど |
弱み | 従業員モラールの低下、社員の連携不足、組織化の不足、人事体制の不足、資金繰りの悪化など |
全般的な経営支援を行う場合、最初の数回のヒアリングを行った後は、大抵、このSWOT分析を行い、支援の方向性を考察していきます。
内部環境面で多くの企業では、「弱み」については、問題点・課題という形で認識していることが多いのですが、「強み」については、あまりに当たり前すぎて自分自身では気が付かないことが多いです。
外部環境面で多くの企業は、「機会」「脅威」を直感的にわかっている場合は多いですが、実際に調査していることや、どのような対策を持つべきかを整理していることは稀です。
経営者単独で考えるのでなく、他者が入り、外部環境・内部環境を整理することにより、よりスムーズに企業の維持・成長への方向性を考えることができるようになります。
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