マーケティング理論などではあまり教えない営業活動に重要なこと
営業無しで商品サービスを販売できる人がいる一方で、マーケティング理論などを学んでいるのに成果が出ないこともある。
マーケティング理論などでは掲載されないこともあるが、大切なことを少しまとめてみた。
- ギブ&テイク
まず与えられることで、あとで自分も与えられるという法則。
消費者としての購入経験があるが、販売経験のない人にとって、「ギブ」が苦手な人がいる。
人によっては、「ギブ&ギブ」、「ギブ、ギブ、ギブ」という人もいる。 - 返報性の法則
良いこと(悪いこと)をされたら同じことを相手に返したい、相手が引いた(前に出たら)ら自分も引く(前に出る)という法則。
ギブ&テイクにも似ているが、返報性の法則のほうが、やや人間的な特性・文化・風習による風習とも言える。
ドライなビジネスになりつつある現在だが、日本の商習慣としては意外と大切なもの。 - 共感
買い手側の担当者に共感を持たれること。
商品サービスの性質、企業理念、営業担当の考え方や行動などが、買い手側の担当者に共感されることで、他社ではなく自社の商品サービスや自分を選んでもらえる、紹介されるなど。
例えば、同一商品なら共感できる指針を出している会社から買いたいなど。 - セレンディピティ
幸福な偶然に出会うこと。
マーケティング理論とは反するが、事業を長く継続できる人には「運が良かった」という人が多い。 - 出会う回数
初めてであった人よりも、年に何十回も合う人から商品サービスを買いたい。
えば、同一商品ならより出会う回数の多い担当者のいる会社から買ったほうが安全に感じるなど。
セレンディピティの確率を高める方法でもある。 - 気持ちの良い人
笑顔な人、明るい人、親切な人、いい意味でおせっかいな人、話を聞いてくれる人、素早く対応してくれる人、困ったときに手を差し伸べてくれる人、悪口を言わない人、愚痴をこぼしてばかりでない人など。
先天的な性格もあるが、後天的にスキルとして身につけることもできる。