成功のための真似について
数年前から考えていることですが、
自分自身の成功(目標達成、課題達成、資格取得など)のためには、自分の考え方と多少違っていても、実績のある成功メソッドを丸ごと真似ること、そして信じ切ること
は、とても大切だと感じています。
成功に至る方法論が不明確な分野・状況では、特に大切だと感じています。
成功に至る方法論が不明確な分野・状況では、特に大切だと感じています。
しかし、注意点も沢山あります。
- 「自分の考えと”多少”違っても」というのは、その多少のレベルが、自分の許容範囲内である必要があります。
「許容できない≒信頼できない」となります。
信頼できないのであれば、無理して合わせても先には続きません。
逆に、「多少違う」の割合が小さい場合には、「可能な限りのめりこみ、信じ切る」と心の底から思い込むことが大切だと感じています。
フラフラと考え方を変えていては、パフォーマンスが格段に落ちます。 - 「丸ごと真似る」とはいっても、成功メソッドを作った人と自分は異なる軌跡で生きてきているので、100%の模倣は難しいと考えています。
業界の差、地域の差、生まれた育った環境や経験の差、性格の差、考え方の差、使える時間やお金の差などが、あまりに大きい場合には無理して合わせようとしても、模倣困難となりがちです。 - 成功メソッドを模倣すると決めた場合にも、細部に自分独自の部分を残すことも大切だと感じます。
先に書きましたが、生きてきた軌跡が異なるので、概念レベルはともかく、細部までの100%の模倣は難しいと感じます。
ただし、自分を残し過ぎるとメソッドが崩壊してしまいます。また、他の成功メソッドとの良いところどりも、メソッドの崩壊に繋がりかねません。
土台部分は成功メソッド、細部は取捨選択していくのがベターだと感じています。 - 成功メソッドを作った人に師事する場合には、その人自身を許容できる必要があります。
出会った瞬間でも、少し付き合った後でも構いませんが、自分が合わないと感じる人に師事することはやめた方がいいと感じています。
これは自分にとっても相手にとっても、モチベーションを保てなくなる最初の一歩になると感じています。
更に言えば、成功メソッドは信じるが、作成者(師事する人)は信じられないというのも、パフォーマンスが格段に下がるのでお勧めしません。
逆に、心酔できるのであれば、一歩でも深く付き合えるようにしていると、パフォーマンスが高まると感じます。 - もし自分の現在の考え方をとても大切にしており、自分と異なる考え方を要求する成功メソッドを習った際に、自分の考え方を変えられないのであれば、その成功メソッドを習うのは限りなく無意味だと感じています。
自分の考え方を強く持ち続けることはとても大切ですが、本件のような場合には自縄自縛となり、成功メソッドを知っても何も変わりません。
それまでの投資が無駄になったとしても、自分の考え方を変えないで済む別の成功メソッドを探したほうが、よっぽど建設的です。 - 師事する人の成功メソッドとは異なるメソッドで記載されている教材を指定・用意された場合は注意したほうが良いです。
なぜなら、師事する人と会う時間はごく短く、多くの時間は、その代替となる教材を参考にするからです。
異なるメソッドで書かれていた教材を使っても、師事した人の成功メソッドを習得することは困難です。 - 師事する人も人間なので、失敗や失言、感情やモチベーションの起伏、弱さや短所はいくらでもあります。
そこを考えずに神様のように完全無欠な人だと思っていると、不快感を感じたときに、師事する人への信頼が一気に崩れたり、成功メソッドの価値が色あせたりすることもあります。
一時的な不快感であれば、温かく見守る必要もあると感じます。
とまぁ、思いつきまでに。
(中小企業診断士 布能弘一)