中小企業診断士二次試験について考える(その6)
中小企業診断士の二次試験に苦しんだ私としては、色々と思い入れがあるため、このシリーズはもう少し続く予定です。
もう少しお付き合いください。
少し前に書いた、同様の記事
- 中小企業診断士二次試験について考える(その1)
- 中小企業診断士二次試験について考える(その2)
- 中小企業診断士二次試験について考える(その3)
- 中小企業診断士二次試験について考える(その4)
- 中小企業診断士二次試験について考える(その5)
自分を信じる
他人の評価は分りませんが、ポジティブ・ネガティブのどちら方を選択するのであれば、私は、どちらかといえば「ネガティブ」な人間だと感じています。
ネガティブな性格だということは、行動が慎重にできるということでもあるので、決して悪いことではないと知っています。
ですが、本試験直前期の現在、ポジティブな人間よりもネガティブな人の方が、焦ったり、心配することが多く、精神的に追い詰めてしまうことが多いと思います。
特に、何度も二次試験に落ちた自分にとっては、二次試験は「とても怖い試験」に感じており、心配事は尽きませんでした。
しかし、この時期となっては、どんなに焦っても、どんなに心配しても、100時間を勉強時間に回すことはできません。
ここから大切な心構えの一つは「自分を信じる」ことだと思います。
二次試験の勉強に専念してきた受験生は1年間、ストレートで1次試験を合格した二次試験初挑戦者でも2か月間、あらゆる犠牲を払い、ものすごい試行錯誤を続けてきたはずです。
そんな自分を否定したり、物足りなく感じたりするのではなく、ほめて、信じてあげてください。
二次試験は正答が公表されない試験です。
どんなに準備をしても、完全な準備となることはありません。
自分を信じることは、二次試験という五里霧中の状況において、道を切り開く勇気となってくれるはずです。
そして、その勇気こそが、怖いと感じてしまう試験への最大の対応策となるはずです。
(中小企業診断士 布能弘一)